【銘柄診断】SANKYOはコミュニティサイトを活用しファンの囲い込み狙う
2012年7月10日 16:32
SANKYO <6417> は6月21日に3980円の戻り高値を示現し。現在はそこからの調整場面。
今2013年3月期は営業利益500億円と前期比24%の大幅増益が見込まれている。ただ、前2012年3月期の22%の営業減益の後で、あまり評価の対象となっていない。パチンコは低迷を続ける見通しだが、パチスロ機の好調でカバーする見通し。
ゲーム性の向上などによりパチスロ人気が回復しており、お客のパチンコからパチスロへの需要シフトが続いている。ただ、これは全体のパイが変わらない中での需要シフトで、基本的な業績上昇につながらないのが難点で、ここがなかなか上値を買う動きが流入しない背景と思われる。
そうした事態を認識、今年3月からオリジナルコミュニティーサイト「パワコミ」を中心に、モバイルと遊技機の連動サービスである「パワパチ」「パワスロ」を活用した新たなサービスを提供し、グループ商品へのファンの囲い込みを図っている。基本的に遊戯人口の回復が見られるまでは、株価も戻りを試す程度の動きにとどまりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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