【銘柄診断】横河ブリッジホールディングスは原料鋼材価格低下の恩恵に注目
2012年7月10日 16:31
横河ブリッジホールディングス <5911> は5月18日と6月4日の450円でダブルボトムを形成し、以後着実な戻り足を見せている。
6月18日に発行済み株式数の2.29%にあたる100万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施(6月19日から2013年6月18日まで)すると発表、出直りに拍車をかける要因になっている。
株価は年初から4月までは550~600円のボックス圏で強い動きを見せていたが、期待された今2013年3月期について営業利益20億円、前期比5%増の、ごく小幅の増益見通しが明らかになり、やや失望感が強まり、もみ合いを下に離れた。
ただ、前2012年3月期は、期初営業利益12億円の大幅減益見通しでスターとし、最終的に18億9700万円を確保するなど、同社は慎重見通しを発表するのが通例。特に鋼材価格が春先に比べ水準が低下、原料安が大きく寄与する今回は増額期待が高まるのが自然の流れと言えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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