【銘柄診断】日東電工はスマホ向けの好調で更なる業績アップを想定する相場へ
2012年7月10日 16:30
日東電工 <6988> が上昇力を強め7月6日には3590円と、4月19日の3560円を上回り高値更新に進み、10日には3600円とさらに歩を進めている。
ここへきて証券会社がレーティング、目標価格を引き上げたことで、買い人気が刺激されている。
スマホ、タブレットPC向けに高機能偏光板やタッチパネル用フィルムの採用が拡大している、液晶テレビ向けでも同業他社と比べ安定した収益を維持していることなどが背景。
米国でグーグルが、自社製の新型タブレット端末の発売を発表するなど、成長が期待されるこの分野で大手各社の新規進出が続いており、同社にも関連人気が高まっている。
前2012年3月期の営業利益564億円、前々期比33%減から、今2013年3月期は営業利益710億円、前期比25%増益が見込まれている。
4月19日高値3560円でそうした好業績はひとまず織込んだ感触だったが、ここへきて改めてさらなる業績向上への期待感が株価を押し上げる原動力になっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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