172 本の論文をねつ造した日本人研究者、撤回論文数の世界最多記録に?

2012年7月10日 11:50

 ある Anonymous Coward 曰く、

 東邦大学医学部の元准教授が執筆した論文の多くでねつ造されたデータが使われていたことが発覚したという (WIRED.jp の記事) 。

 この元准教授が執筆した論文 212 本のうち、裏付けとなるデータを確認できたのはわずか 3 本。また、少なくとも 172 本についてはデータのねつ造があったと判定されるという。さらに、共著者のサインもねつ造していた可能性があるという。いっぽう、元准教授は『研究はすべて「二重盲検法」で実施され、なおかつ実施施設が複数にまたがっていた。』と述べているという。

 この問題は「副作用のデータが極めて均一で不自然」ということから発覚したという。ねつ造とされた論文がすべて撤回処分となった場合、「撤回論文数の世界最多記録」となるという。

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