【銘柄診断】日本エマージェンシーアシスタンスは連日の最高値、夏休み接近のシーズン入りで直近IPO株人気

2012年7月10日 11:39

  日本エマージェンシーアシスタンス <6063> (JQS)は10日、380円高の4250円と6営業日続伸し、前日のストップ高に続き連日の上場来高値更新となっている。夏休み接近の海外旅行シ-ズン入りを前に同社業績への貢献期待を高めて直近IPO(新規株式公開)株人気を強めており、最高値更新で上値にシコリがない値動きの軽さも買い手掛かりとなっている。

  同社株は、今年6月20日に公開価格1100円でIPOされ、1400円で初値をつけ、2432円まで買い進まれ、2011円まで下ぶれたが、同安値からきょうの上場来高値まで1週間で2.1倍の大化けを演じている。

  海外旅行の旅行先で発生するさまざまなトラブルを解決するアシスタンス事業を展開、医療系アシスタンス事業では、海外で病気、怪我をした場合に、海外展開の5センターや世界各国の提携医療機関・医療関係者と連携して海外での受診や帰国航空便の手配などをコーディネートする。

  今12月期業績は、経常利益を2億2900万円(前期比40%増)と続伸を予想、純利益は、繰延税金資産の回収を考慮して1億4000万円(同15%減)と減益転換を見込んでいる。

  株価は、投資採算的にPER32倍台と割安だが、全般相場が調整色を強めるなか直近IPO株人気をさらに強める展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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