Android のボットネットからスパムの送信を検出、Google はこれを否定

2012年7月9日 11:50

 taraiok 曰く、

 Microsoft のエンジニアでセキュリティ担当者の Terry Zink 氏は、Android 端末上のボットネットを操って送信された迷惑メールを発見したと公表した。スパムメールの内容は、ジェネリック医薬品、ペニー株、e カードなどの株価をつり上げようとするもの (MSDN Blogs の記事本家 /. 記事より) 。

 問題のメールは文末に全て「Sent from Yahoo! Mail on Android」の一文が入っているなどの痕跡から、Android 端末から送信されたメールであるとした。スパム業者が端末を制御し、ユーザーのYahoo! Mail のアカウントにログインしてスパムを送信したと分析している。セキュリティ企業 Sophos の上級セキュリティ・アドバイザー Chester Wisniewski 氏も、「メッセージの送信元はセキュリティ侵害を受けた Google Android スマートフォンあるいはタブレットのように思われる」と述べている (Naked Security の記事より) 。

 Google の広報担当者は、「われわれの分析によれば、スパマーはウイルスに感染したコンピュータにより、自作の電子メール・プラットフォーム上を構築。アンチスパムメカニズムを回避するために偽のモバイル署名を使用している」として Android 端末の関与について無罪を主張している (ZDNet の記事)。

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