【銘柄診断】日立造船はごみ発電の展開に注目、復興需要などで受注は大幅増

2012年7月8日 07:05

  日立造船 <7004> は6月4日の85円を大底に出直り機運を強めてきた。ここへきてストライドを伸ばしてきたのは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とベトナムで初めてのごみ発電設備を建設することが明らかになったため。経済成長に合わせて廃棄物も増えている東南アジアではごみ発電の需要も拡大する見込みにある。

  前2012年3月期はシールド掘進機事業の収益悪化等により営業利益は113億円と前々期比14%の減益に見舞われた。今2013年3月期は営業利益128億円と前期比1%の増益見込み。豊富な受注残を背景としたごみ焼却施設の売り上げ増、インフラ部門の採算回復などを見込んでいる。

  また、受注高は4000億円と前期比38%増が見込まれており、震災からの復興需要、環境部門の増加、プラント部門の回復など同社を取り巻く好環境を示唆している。訂正高を継続の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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