【銘柄診断】エーザイは米での新薬承認を好感、配当取りから出直り相場へ転進

2012年7月7日 18:00

  エーザイ <4523> が強い足取りを見せている。6月28日に上放れに転じたが、同社が米国での販売権をもつ肥満治療薬「ロルカセリン」がFDA(米食品医薬品局)から製造認可を受けたことがきっかけ。

  米国では国民の3分の2が太り過ぎか肥満とされており、高まる肥満率を背景にFDAが13年ぶりに治療薬の承認に踏み切ったもの。7月4日には3540円の高値まで買い進まれたがこの水準は2010年3月以来のことになる。

  2010年3月19日の高値3675円を更新すると、長期低落相場にピリオドが打たれることになる。今3月期も営業利益820億円と前期比8%減益が見込まれ、業績の低落傾向には歯止めがかかっていないが、株価は一足速く先行きの好転に目を向け始めてきたニュアンスだ。

  水準を切り上げてきたとは言え、配当利回りは4.3%となお高い水準。配当取りから出直り相場へ結びつく要素が出てきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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