iOS用のマルウェアがApp Storeで初めて発見される

2012年7月7日 13:50

連絡先の情報を盗み、スパムを送信するマルウェア「Find and Call」がAppleのApp StoreとGoogle Playの両方で発見された。Google PlayではAndroid用のマルウェアが繰り返し発見されているが、iOS用のマルウェアが公式のApp Storeで発見されるのは初めてだという(Securelistのブログ記事ITmediaの記事International Business Timesの記事本家/.)。

マルウェアを分析したKaspersky Labによれば、Find and Callは端末の電話番号や連絡先情報、GPSの位置情報などを無断でサーバーに送信する。その後、連絡先に登録された全員にサーバー側からスパムSMSが送信されるという。SMSはFind and Callのインストールをすすめる内容で、情報が盗まれた端末の電話番号が差出人として偽装されるという。その後、電子メールによるスパムが送信されることも確認されたとのこと。その後、App Store、Google Playともにアプリは削除されている。 スラッシュドットのコメントを読む | アップルセクション | セキュリティ | spam | Android | ワーム | モバイル | アップル | iOS

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