【銘柄診断】FDKはバッテリー重視の政策対応を手掛かりに見直し相場入り
2012年7月6日 15:45
FDK <6955> (東2)に遅ればせながら見直し人気が回ってきた。今2013年3月期は営業利益10億円(前々期1億3600万円)とV字型の回復が見込まれている。
ただ、1株利益が6.8円と低く、株価を押し上げるほどのパンチ力はなく、存在が見過ごされていた。しかし政府が策定するグリーン成長戦略において、重点分野に次世代自動車やエネルギーシステム、蓄電池の市場創造と競争力の強化などが挙げられ、同社にとって環境好転の方向に向かい始めたことが株価の見直しを誘いそうだ。
同社も今年4月にアルカリ乾電池「PremiumG」を新発売し拡販を目指すほか、電池事業と電子事業のコラボレーションによる新蓄電システム開発に取り組む方針。
また、昨年旭化成 <3407> と共同で設立した旭化成FDKエナジーデバイス株式会社の事業運営を軌道に乗せ、リチウムイオンキャパシタの製品開発力と供給力の一層の強化を行なうこと等により、収益性の改善を推し進める方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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