ブラウザクラッシャーを作った13歳中学生、「ウイルス作成罪」で補導される
2012年7月5日 17:22
あるAnonymous Coward 曰く、 読売新聞によると、京都府警サイバー犯罪対策課が、「パソコンを強制終了させるウイルス」を自宅のパソコンで作成した13歳の中学生を不正指令電磁的記録作成(ウイルス作成)の非行事実で補導したという。
この中学生は「ハッカーが情報交換する会員制サイト」を運営しており、このサイトで技術を指南していた23歳男性も「パソコンのファイルを勝手に削除するウイルス」を保管していたとして逮捕された。
先月、オンラインゲームのサーバーに不正侵入してIDやパスワードを取得したとして、不正アクセス禁止法違反で逮捕された16歳の少年もこのサイトを利用しており、不正に取得したIDやパスワードをこのサイトの掲示板に書き込んでいたという。
問題とされる「ウイルス」は、『パソコンの画面に「強制終了してください」と表示され、強制終了以外の操作ができなくなる』というものとされるが、MSN産経ニュースによるといわゆる「ブラウザクラッシャー」のようで、Webブラウザで「強制終了してください」と表示されたページが大量に開かれるものだそうだ。また、実害も確認されていないという。掲示板には「荒らしの主なターゲットはAKB関係やジャニーズ系の掲示板」などと書かれていたそうだ。
逮捕された中学生は「多くの人から知識を教えてもらいたかった」と、掲示板開設の理由を説明している。少年は「二度とハッキングに関わらない」との念書を提出したとのこと。
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