【銘柄診断】オリックスは業績の回復が鮮明、出遅れていた株価の訂正高始まる

2012年7月5日 16:39

  オリックス <8591> は6月4日の6370円をボトムに上昇トレンドに乗ってきた。業績が回復傾向を鮮明にする中、割安な水準に放置されていた株価に見直し機運が強まっている。

  オリックス生命やオリックス銀行の業容拡大などで前2012年3月期は純利益861億円と前々期比28%増益を確保した。

  クレジットなどリテール事業の伸長を見込むほか、不動産事業の利益水準の持ち直しを予想。水族館など施設の運営ビジネスも強化する。そのため、今2013年3月期も純利益1000億円と、前期比16%の増益が見込まれている。

  また、アジアでは、自動車や航空機リースなどの成長が続くと見られており、海外事業の積極的な展開が中期的に業績を支援していくことになりそう。ここメガバンクが動意を強めていることも支援要因。PBR0.6倍と実態に比べ株価はかなり割安である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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