【銘柄診断】ナックは宅配水事業評価に「なでしこジャパン」関連人気がオンし高値更新

2012年7月4日 13:51

  ナック <9788> は4日、前場32円高の1935円と4営業日続伸し、6月20日につけた年初来高値1920円を更新し、後場も高値圏で堅調に推移している。関東地方できょう朝から気温が急上昇、午後には各地で30度以上の真夏日になると観測されたことから、同社の宅配水事業「クリクラ」事業へのシーズン・ストック人気を高め買い増勢となっており、女子サッカーの「なでしこリーグ」カップ戦への特別協賛を決めたことも見直し、ロンドン五輪の「なでしこジャパン」関連人気も後押ししている。

  同社の「クリクラ事業」は、加盟店網の拡大と製造プラントの新設を続け前3月期の製造本数は、前々期比41%増の1506万本と過去最高となり、今期も続伸、同社の今期純利益が、21億円(前期比23%増)と増益転換して2期ぶりに過去最高を更新する原動力となる。

  一方、「なでしこリーグ」カップ戦は、6月23日に開幕してロンドン五輪を挟んで8月26日まで予選リーグ、その後に決勝トーナメントを開催、同社は、「powerd byクリクラ」として特別協賛し、露出度を高めてキャンペ-ン、7月25日にロンドン五輪の予選リーグ第1戦を迎える「なでしこジャパン」関連人気の波及も見込まれる。

  株価は、今期純利益の2期ぶり過去最高更新予想で年初来高値まで300円高して1762円まで調整して出直ってきた。PER7倍台の割安修正で、2007年3月以来の2000円大台活躍も想定範囲内となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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