Google Glass開発チーム曰く「3~5年後にはウェアラブルコンピューティングは主流になる」
2012年7月3日 15:07
taraiok 曰く、 WIREDがGoogleのARメガネ「Project Glass」の開発者であるBabak Parviz氏とSteve Lee氏との電話インタビューを掲載した(WIRED、本家/.)。
記事前半はハードウェアスペックに関するやり取りが中心で、通信方法はWi-FiおよびBluetooth、3Gなどの電話回線は非搭載、カメラの操作などは音声入力やジェスチャー入力で行うといった、ハードウェアに関するやり取りが紹介されている。
また、記者が日常生活の中でテストしときに何か発見したことはあるか、という質問をしたのに対し、Babak Parviz氏は「Project Glassを常に掛けていたので、撮りたいと思った瞬間をキャプチャできた。また中国の首都はどこか、といった調べたいことを音声入力手検索することでそれをネタに周囲の人と交流できた」と述べている。
Steve Lee氏は、Project Glassを装着した状態で6時間ほどサンフランシスコ周辺をサイクリングしてみたが、本体が軽いので違和感なくサイクリングに集中できたという。また、移動中の風景を指定時間ごとに自動撮影する機能を使って撮影してみたという。動画だと誰も見たがらない「6時間のビデオ」ができてしまうが、自動撮影ならサイクリングの様子を30秒のスライドショーにまとめることができ、友人や家族と気軽にサイクリングの体験を共有できるという。
「この技術はスマートフォンのように一般的になると思いますか?」という問いに対しては、Steve Lee氏は「なると思います。今回の実験ででハンズフリーであることの意味を体験することができた。三年から五年もすればウェアラブルコンピューティングが主流になり、日常が変わる体験を得られるようになるでしょう」と答えている。
スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | ハードウェア | Google
関連ストーリー:
拡張現実メガネ「Google Glass」、2013年に出荷予定 2012年06月29日
Google、電脳メガネプロジェクト「Project Glass」を発表 2012年04月06日
バーチャルな「ゴキブリとの生活」でゴキブリ恐怖症を治療 2010年05月19日
人間に「第六感」を追加するMITの拡張現実デバイス 2009年02月10日