【銘柄診断】新明和工業は復興需要の恩恵大きい、増額修正織り込みへスタート

2012年7月3日 16:52

  新明和工業 <7224> が軽快な戻りに転じ、4月高値428円に後一歩の水準にまで引き戻してきた。3日終値は2円安の401円と小反落。

  同社はトラックメーカーから提供を受けたシャシー(基本骨格)にダンプトラックやコンクリートミキサーなどの装備を組み付ける特装事業を行っている。震災復興にからむ売上げが増えているほか、リーマンショック以降に蓄積した耐用年数切れの車両の代替需要が増加。

  今2013年3月期の営業利益26億円(前期比14%増)の見通しについて、早くも増額修正が有力になっていることが手掛かり。消費税増税前の駆け込み需要も勘案すると、アナリスト筋は今3月期について会社側見通しを大きく上回る38億円程度の確保が可能と見ている。

  さらに、航空機メーカーのボーイング社のB777やB787の翼動部品なども生産しており、ボーイングの増産に対応するかたちで来期以降も増益路線の踏襲が想定されている。

  成長性を勘案すればPER6.7倍は割安だし、PBRの0.5倍も出遅れ感の強さを伝えている。高値更新へのチャレンジが有力だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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