【銘柄診断】大林組は信用買い残の整理が進展し、さらなる戻り相場を目指す

2012年7月2日 15:49

  大林組 <18025> の戻り足が軽快さを増してきた。政府が景気対策を柱とした今年度の補正予算案を編成する検討に入ったことが手掛かり。

  2014年4月に消費税率を8%に引き上げるための経済環境を整えるのが狙いで、今秋から年末にかけての編成が有力。自民、公明両党の要望も踏まえ、復興や防災関連の公共事業が柱になるものと見られている。

  復興工事の増加などにより、前2012年3月期は営業利益311億円と前々期比34%増益を達成。今2013年3月期も営業利益340億円と前期比9%増益が見込まれている。

  海外建築工事に加え、震災の復興に係る工事の受注増加などが想定されるため、来3月期以降も増益路線を歩むことが予想されている。

  5月11日申し込み現在で1199万株まで膨らんだ信用買い残は直近6月22日申し込み現在で884万株まで減少しており、戻り売り圧力はかなり軽減されている。さらなる戻りに期待できそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ようやく「金曜日の後場高」効果か?7月相場はまず「リターン・リバーサル」からスタート=浅妻昭治(2012/07/02)
【銘柄診断】マイスターエンジニアリングは太陽電池関連株として見直しが進む(2012/07/02)
【特集:クールビズ関連銘柄(1)】盛り上がるクールビズ関連商戦(2012/06/03)
【建設機械関連株展望(1)】欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙(2012/06/10)

関連記事

最新記事