セブンイレブン、トヨタ車体の超小型EV「コムス」を配達サービスに採用
2012年7月2日 14:18
セブン-イレブン・ジャパンは2日、トヨタグループのトヨタ車体(愛知県刈谷市)から発売される超小型電気自動車(EV)の新型「コムス」を活用し、セブン-イレブン店内のほぼ全ての食品や日用品等を顧客に配達する『セブンらくらくお届け便』の運用を、8月上旬より順次開始すると発表した。流通業界ならびにコンビニエンスストア業界で、店舗からの宅配サービスに超小型電気自動車を採用するのは初の試みであり、またセブン-イレブン・ジャパンとしてトヨタグループと本格的な連携を図るのも初めてとなる。
高齢化社会がさらに進展し、“店へ買物には行きたいが商品を持って帰るのが大変”、“家に運んでくれたら助かるのに”といった顧客の声がより多く寄せられる中、セブン-イレブン・ジャパンは今回、宅配件数の増加に対応できる手段として新型「コムス」を活用し、店内の商品を顧客に配達する新しい買物支援サービス『セブンらくらくお届け便』を順次展開していく。
『セブンらくらくお届け便』は、セブン-イレブン店内の商品約2,700~2,800アイテムの中から、顧客による事前の注文(電話等)があった商品、もしくは顧客が店舗で購入した商品を、新型「コムス」に搭載の上、宅配料無料で自宅等に配達するサービス。
トヨタ車体の新型「コムス」は、乗り心地・走行距離等の基本性能やデザインに優れ、100%電気自動車で環境にもやさしい次世代型の車両。自宅のコンセント(100V)にケーブルでつなぐだけで簡単に約6時間でフル充電でき、市街地走行で50km程度の走行が可能。最高速度は時速60km。セブン-イレブン・ジャパンは昨今の顧客の要望に応えるとともに、セブン-イレブン加盟店における宅配業務を本部としてより本格的にサポートする上で、さらには統一したイメージを有する宅配手段としても新型「コムス」は最適なクルマであると判断し、今回『セブンらくらくお届け便』として運用を開始することとなった。
新型「コムス」については8月中に約100台、9月中に約100台(計約200台)を先行導入し、利用状況等を検証の上、2013年1月より順次本格的な拡大を予定しているという。