【特集:観光旅行・レジャー関連(5)】LCC就航・増便が人気に拍車

2012年7月1日 16:52

■LCC(格安航空会社)が相次いで就航

  LCC(格安航空会社)が相次いで就航し、大手旅行業者がLCCを使う商品の取り扱いを拡大させていることも、国内観光旅行の需要拡大に寄与するだろう。さらに国際線にもLCCの就航・増便が本格化すれば、外国人訪日客の回復につながることも期待されるだろう。

  3月に就航したピーチ・アビエーション(全日本空輸 <9202> (東1)、ファースト・イースタン・アビエーション、産業革新機構が出資)は日本初の本格的LCCとなった。さらに7月にはジェットスター・ジャパン(豪カンタスグループ、日本航空、三菱商事 <8058> (東1)、東京センチュリーリース <8439> (東1)が出資)、8月にはエアアジア・ジャパン(全日本空輸 <9202> と、アジア最大のLCCであるエアアジアが出資)が就航する。

  国内旅行の需要拡大では、大型テーマパーク・レジャー施設の入場者数増加も期待され、中国人観光客の増加では、東京都心部を中心に百貨店や家電量販店の売上増も期待される。また、東京や大阪の主要ホテルでは、稼働率が回復傾向を強めており、外国人訪日客の回復などで一段の稼働率上昇も期待されるだろう。

  観光旅行・レジャー関連の注目業界としては、旅行業者関連、旅行サイト運営関連、鉄道関連、航空関連、ホテル関連、大型テーマパーク関連、大型レジャー施設関連、大型商業施設関連などがあるだろう。

  中でも、海外旅行に強みを持つ大手旅行業者や、東京都内の新観光スポットやホテルなどを運営する鉄道・不動産関連などが注目されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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