【銘柄診断】ウェルネットは電子商取引拡大を受け、今6月期は増額修正が有力
2012年6月30日 14:47
ウェルネット <2428> (JQS)は6月25日に831円と4月27日の835円に後一歩と迫ったが、それをクリアーすることができず、ピーク打ち感が漂う状況となっている。
今2012年6月期第3四半期の営業利益は8億9600万円を確保した。前々期は連結子会社がなく、連結損益計算書を作成していないため、数値の比較はできないが、前6月期の単独での営業利益は7億7500万円だったので、今期は非常にいいペースで進んでいると判断できる。
同社は通信販売などの代金についてコンビニなどを通じて回収する収納代行サービスを行っている。バーコード付き払込票等を使い、コンビニや郵便局の窓口で代金を回収する仕組みを通販事業者などに提供する。電子商取引(EC)の決済やプリペイドカードのオンライン発行事業の伸びが続いている。
今6月期は第3四半期までで通期の営業利益9億8500万円に対し進捗率は78%に達しており、足元の状況を勘案すると今6月期は増額修正が濃厚で、来2013年6月期も連続増益が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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