【銘柄診断】シー・ヴイ・エス・ベイエリアは株主数つくりで極低位値ごろ株思惑
2012年6月30日 14:27
シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> は6月27日につけた株式分割権利落ち後高値123円を意識してた動きとなっている。今年6月8日に東京証券取引所から株主数不足で市場第1部指定替え猶予期間入りを指定され、株主数拡大に絡み思惑が高まり下値打診買いも入っている。
同社は、昨年6月も猶予期間入りとなっており、この猶予期間が解除された今年2月に株価が5割高と急伸しており、この連想も働いている。同社の株主数は、今年5月末で1980人と基準の2000人に未達となった。このため猶予期間入りとなったが、同社では、5月末割り当てで実施した株式分割(1対2)で流動性が向上、株主数つくりに寄与するとしている。
一方、同社の今2月期業績は、コンビニ店のフランチャイズ(FC)先をサークルKサンクス <3337> からローソン <2651> に転換した過渡期に当たりなお流動しているが、通期純利益は、前期計上のブランド転換費用、事業構造改革費用、FC解除和解金などの特別損失が一巡し1億7700万円(前期は3億6900万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。
投資採算的には割高だが、相場全般が不透明化するなか、極低位値ごろを最大の株価材料に一段と下値思惑は高まりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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