【銘柄診断】朝日印刷は自己株式取得も反応薄く商いも低調で小反落

2012年6月29日 13:07

  朝日印刷 <3951> (東2)は29日、5円安の1900円まで下げて小反落している。前日28日大引け後に自己株式取得を発表したが、取得上限が限定的として反応は薄く、寄り付きの売買高も、400株にとどまり低調である。

  自己株式取得は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることを目的としており、取得株式数の上限を5万株(発行済み株式総数の0.5%)、取得総額を1億円、取得期間を7月3日から9月14日までとして実施する。

  株価は、今3月期業績を増益転換と予想、純利益を12億7000万円(前期比7%増)としたが、今期配当を前期の創業140周年記念配当込みの35円から20円に減配を予想したことが響いて伸び悩み、1株純資産1701円目前の1750円まで売られたあと、下げ過ぎ訂正で1900円台までリバウンドした。PERは、15倍台の評価にとどまっており、値固めのあと方向感を探る展開が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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