【銘柄診断】高島は再生エネルギーの買取制度の恩恵大きい、逆日歩も株価支援

2012年6月28日 09:21

  高島 <8007> (東1)が再び高値更新に進み、上昇力が衰えない。7月1日から施行される「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の調達価格と調達期間が決まったが、太陽光発電についてはキロワット当たり42円と、事業者にとって良好な値段となった。従って今後は住宅用、産業用ともに太陽エネルギーへの需要が急増するものと見られている。

  そうした恩恵を享受、太陽光発電パネルの伸びで、今2013年3月期の営業利益は14億円(前期12億9800万円)の好調見通し。だが、太陽光発電の急激な伸びが想定されることで、アナリスト筋では今3月期の増額、来3月期の続伸が有力と見る声が強くなっている。

  直近の信用の取組みは、6月22日申し込み現在で売り残が668万株、買い残が437万株と大幅な売り長状態にある。日証金でも連日逆日歩が発生している状況だ。

  6月26日の急伸で買い方が勢いづく一方、売り方は窮地に追い込まれている。個人投資家好みの太陽エネルギー関連株として、なお上値を指向するパターンになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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