【銘柄診断】ライフコーポは連日高値、自己株式取得に業績上ぶれ観測がオン
2012年6月27日 16:42
ライフコーポレーション <8194> は２７日、５０円高の１７４１円まで上げて連日年初来高値を更新した。終値は５円安の１６８６円と９営業日ぶりに小反落した。
今年５月２５日に発表した自己株式取得を好感して下値を切り上げ、６月１５日に発売された東洋経済会社四季報夏号で、同社の今２月期業績の上ぶれが観測された好材料が続き、内需割安株買いが増勢となっている。
自己株式取得は、取得上限を５０万株（発行済み株式総数の０．９５％）、取得総額を８億円として６月４日からスタート、８月２４日までを買い付け期限としている。
一方、会社四季報夏号では、同社の今期業績は、店舗改装効果とプライベートブランド商品の販売増による粗利向上、惣菜子会社日本フードの完全子会社化などが寄与して、同社期初予想を上ぶれ、経常利益は１１２億円（前期比３％増）と続伸し、純利益も同社予想の４９億円から５１億円（同２４％増）へ続伸幅を拡大すると観測された。
株価は、この業績上ぶれ観測で年初来高値まで２割高したが、ＰＥＲは観測予想ベースで１７倍台と割安である。次の上値フシとして２００９年４月高値１８１７円が意識されよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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