タニタ、行動分析機能を備えた活動量計「カロリズムエキスパート」を発売
2012年6月27日 11:33
タニタは26日、スポーツ市場に向けた活動量計カロリズムの高機能モデル「カロリズムエキスパート」を開発し、7月27日に発売すると発表した。同商品は、日常生活の活動量をはかるだけでなく、ウオーキングやジョギングなど広範なスポーツおよびトレーニングに活用できるため、トップアスリートからスポーツ愛好家まで広範な層に訴求できるマストアイテムとして位置づけ、市場拡大を図っていくという。
「カロリズムエキスパート」は、1日の総消費エネルギー量と1時間ごとの身体活動の変化をグラフ表示するなど、従来のカロリズムの特徴を継承しつつ、新たに開発した行動判別が行える「カロリズムエンジンPRO」を搭載。安静から生活、歩行、走行といった四つの行動を詳細に判別できるようにしたのが特徴。
具体的には、従来のカロリズムに比べ計算処理能力を2倍にアップするとともに、6秒毎に安静、生活、歩行、走行といった四つの行動判別を行い、それらを分析してグラフ表示する。しかも行動別の消費エネルギーと総消費エネルギーに占める割合、脂肪燃焼量などを数値で確認することができるため、より詳細な「からだマネジメント」が可能になった。
また、液晶表示画面をワイドにすることで1日の総消費エネルギー量と1時間ごとの身体活動の変化をグラフ表示する「24時間カロリズムグラフ」、安静や生活、歩行、走行といった行動別の消費カロリーや時間、総消費エネルギーに占める割合(%)を同一画面に表示できるようにしたことで視認性も高めた。
このほか、ある特定時間の行動別の消費カロリーや距離、脂肪燃焼量などが分かるスプリット機能をはじめ、残しておきたい記録を最大14日分保護して保存する「過去メモリ保護機能」、好みの画面をホーム設定し、ボタンを押すことでいつでもその画面に戻れる機能などを搭載し、使い勝手を高めた。
「カロリズムエキスパート」の大きさは縦39×横81×厚さ13mm、重さ約38g。価格はオープンで、カラーはレッドとシルバーの2色。スポーツ愛好家を中心に2012年度に5万台の販売を計画している。