【今日の言葉】行き場所のないマネー
2012年6月27日 09:55
『行き場所のないマネー』=日銀の26日現在の当座預金残高が43兆4900億円と過去最高額に達しているという。脱デフレのための政府、日銀による金融緩和政策によるものということだ。当座預金口座は民間金融機関が日銀に開設している口座で、いつでも出し入れできる。個人が金融機関に開設する普通預金口座のようなものだろう。
本来、企業の設備投資等に回るはずの資金が行き場所がなく、低い金利でも仕方なく預けられているという姿のようである。昔なら、株式マーケットにも資金が流入して、「金融相場」の色彩が強まり、「不景気の株高」となったものだ。
今は、東証の出来高が20億株を下回る日が続き金融緩和の効果はまったく見られない。「東証の株式時価総額は286兆円とGDPの半分程度にすぎない。昔の与党の政策には株高による景気刺激効果策があったものだ」(中堅証券)との声も。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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