【銘柄診断】日産自動車は個人投資家の買いが継続的に流入、出直り相場が近い

2012年6月25日 17:13

  日産自動車 <7201> は4月2日の905円高値からの調整が最終局面入りの様相を強めている。自動車株は下がれば個人投資家の買いが入る人気セクターだが、その中でも同社は継続的に買いが入っているという点では人気は最右翼の銘柄だ。

  前2012年3月期は営業利益5458億円と2%の営業増益を確保した。増益は自動車業界では同社だけ。今2013年3月期も営業利益7000億円と前3月期比28%増益が見込まれており、新興国向けに力を注いできた同社の経営戦略が奏功していると言える。

  また、低燃費、低価格、優れた耐久性などを特徴とするダットサンブランドを復活させることになった。インド、インドネシア、ロシアなどの新興国向けに拡販を図る予定だ。

  PERは8.5倍とトヨタ自動車 <7203> の14倍を下回り、配当利回りも3.3%と高いことが個人投資家の高い評価につながっている。ここ出来高増が目立つ状況となっており、人気再燃が近そうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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