【銘柄診断】シンフォニアテクノロジーが出直り態勢に、今期は47%増益予想

2012年6月25日 09:22

  シンフォニアテクノロジー <6507> は5月29日の140円を底値に立ち直り局面を迎えている。

  今2013年3月期は営業利益23億円、前期比47%の大幅増益が見込まれている。モーション機器事業ではトラックに乗らないような大きな荷物を運ぶ大型搬送システムが好調なほか航空・宇宙部門も売上げを伸ばしている。また、パワーエレクトロニクス部門は電気。ハイブリッド自動車向け試験装置や復興需要増により発電装置が伸びたことが好業績の背景。

  ただ、中期経営計画では今3月期は営業利益49億円のラインを想定していただけに、今3月期の見通し23億円という数字は会社側の想定どおりには中期経営計画が進んでいないことを示している。最近の業績推移を見ても増益と減益が交互に訪れている状況で、どうしても前向きな評価を集められない状況だ。

  ただ、直近の取組みは売り115万株、買い240万株とそれなりに拮抗した水準にあり、まとまった買いでも入り上げを加速するようだと、売り方の買い戻しが株価上昇のバネになる場面もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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