【今日の言葉】貿易赤字・外国人売りと夏枯れ相場

2012年6月23日 19:13

  『貿易赤字・外国人売りと夏枯れ相場』=最近、気になるデータの発表が続いている。2012年5月の貿易収支赤字が9072億円と3ヶ月連続の赤字で、5月単月としては過去最高という。1兆円近い金額の大きさは気になる。

  一方、株式マーケットの需給面に直接影響してくる主体別株式保有状況では、2011年度(2012年3月末)の外国人保有比率が26.3%と、3年ぶりに低下したという。問題視されるのは、この2つの数値が足元の今も進行中とみられることだ。

  原発が停まっているためLNGの輸入が依然として増え続けているとみられる。しかも、経済成長は鈍いままで稼ぎが追いついていない。こういう状況だから外国人投資家は4月以降の現在でも日本株を売りたいだろうし、売っている可能性がある。

  実際、東証の出来高は主力銘柄が動けないから20億株割れ状態が続いている。しかも、この先、「夏枯れ」の薄商い状況が待っている。こういう時は、「理屈不要の人気株」が動きやすい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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