【銘柄診断】極東開発工業は復興需要増の恩恵大きい、海外でも生産拠点を強化

2012年6月22日 15:43

  極東開発工業 <7226> は3月30日の高値833円から調整局面にあるが、5月15日の637円で底を打ち、以後は値固めの堅調な足取り。同社はダンプトラック、タンクローリ、ごみ収集車などの特装車専業大手だが、復興需要増を受け、前2012年3月期は営業利益29億5700万円と、前々期比2.5倍増益を達成した。

  復興需要が本格化する今2013年3月期も営業利益38億円と前期比28%増益を見込んでいる。国内市場は今後震災復興需要等が一定期間継続する見込みだが、需要一巡後は中長期的な視点では段階的に縮小していく方向にある。従って、今後大幅な需要の拡大が期待できる海外の新興国の生産拠点を強化する。

  中国、インドに続くアジアでの第3の拠点としてインドネシアで石炭などを運ぶダンプカーの生産・販売を始めると発表した。同社は中期計画で今3月期に営業利益30億円以上を目指していたが、38億円とそれを大きく上回る見通しで、業績は会社の予想をも上回るハイペースで伸びている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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