【銘柄診断】ケーヒンは今3月期上方修正が有力に、実態見直し動きが強まる
2012年6月22日 15:42
ケーヒン <7251> の出遅れが注目されそう。二輪車・汎用製品はアジアやブラジルでは売上げが伸長したが、東日本大震災やタイでの大規模洪水でホンダ <7267> が四輪車を減産したことが響き、前2012年3月期は営業利益108億円と前々期比半減に見舞われた。
今2013年3月期は一転、営業利益177億円と前期比63%の大幅増益見通しが明らかになった。そうした好業績を先行して織込むかたちで株価は2月27日に1697円の高値を示現していた。実際の発表数字が想定の範囲内と言うことで、発表後改めて見直されることのないまま整理を続けてきた。
しかし、ホンダの四輪車・二輪車生産の拡大に加え、四輪車用製品ではハイブリッド化とホンダ以外への拡販、二輪車用製品では電子制御燃料噴射装置(FI)化の進展が追い風になり、アナリスト筋は今期の営業利益は210億円前期比94%増を達成の可能性が強いと見ている。そうした好実態への認識が強まるにつれ、株価も見直し人気を誘うことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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