ファミリーマート、2tタイプの移動コンビニを導入 福島県南相馬市で展開

2012年6月22日 12:00

 ファミリーマートは21日、常温、定温(16~20℃)、チルド(3~8℃)、冷凍(-24℃以下)、HOT飲料の5温度帯販売設備を搭載した移動コンビニ「ファミマ号」に新たに2トン車を導入し、避難指示解除準備区域となった福島県南相馬市にて、6月27日から営業を開始すると発表した。なお、移動コンビニ「ファミマ号」は昨年9月に初めて導入し、今回で合計4台となる。

 今回、復興庁福島復興局からの要請に基づき、東日本大震災による津波被害のため現在一時休業しているファミリーマート南相馬小高店の駐車場にて、移動販売車による営業を開始する。同店は、南相馬市のメイン道路である国道6号線と小高区の中心街に繋がる県道255号線との交差点に位置しており、毎週水・金曜日の11時から14時まで、店舗近隣に一時帰宅している住民や復興支援に携わる人へのサポートを目的に営業する。今後は、地域の人々の要望を聞きながら、順次営業拠点を拡大する予定。

 また今回、より幅広い地域で営業を実現するため、新たに2tタイプの移動コンビニ「ファミマ号」を導入する。従来の3tタイプと同様“お買い物の楽しみを体感していただきたい”とのコンセプトのもと、トラックの荷台を改造し、小型店舗をイメージして、おむすびやサンドイッチなどの中食商品はもちろんのこと、菓子類や軍手などの日用雑貨、合計約200種類の商品を品揃えする。

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