【銘柄診断】豊田合成は連日の高値、LED関連人気を高めV字回復業績買いが続く
2012年6月21日 15:46
豊田合成 <7282> は21日、24円高の1746円まで上げて続伸し、連日の年初来高値更新となったあと、前日比変わらずをはさんでもみ合った。
細野豪志環境大臣が、省エネ対応で関連業界に白熱電球の製造・販売の自粛を要請したことをキッカケに同社株にLED関連株買いが波及しており、今3月期業績のV字回復も見直され割安修正期待も高めた。
同社は、LEDランプではオール無機質で構成するガラス封止LEDパッケージを開発するなど技術優位性を持ち、佐賀工場の生産能力を増強するなど事業拡大を続けている。
業績は、前期に東日本大震災やタイの洪水の影響で自動車セグメントの売り上げ、利益が落ち込んだことから、純利益は89億7100万円(前々期比47%減)と減益転換した。
これに対して今期業績は、自動車生産の回復やLED生産能力増強などから増益転換を予想、純利益は、190億円(前期比2.1倍)とV字回復して市場コンセンサスを約30億円上回る。
株価は、白熱電球の製造・販売自粛要請で年初来高値まで100円超幅の上昇となったが、PERは11倍台、PBRは1倍ソコソコと割安である。売り長で逆日歩のつく信用好需給も側面支援し上値を伸ばそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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