【銘柄診断】酒井重工業は道路建設機械が国内、海外ともに需要増加の好環境に

2012年6月21日 15:45

  酒井重工業 <6358> が出直りの兆しを強めてきた。5月23日の戻り高値294円に接近してきており、ここを上抜くと戻り足に拍車がかかるパターンだ。

  同社はロードローラーなど道路機械の専業大手メーカーで、国内では道路関連復興工事に関わる機械需要が高まるとともに、道路建設機械の世界需要も中国を除く新興国市場が底堅く推移している。

  そのため、前2012年3月期は営業利益6億5700万円と、前々期比51%の大幅増益を達成し、今2013年3月期も営業利益9億円と前期比37%増益を見込んでいる。

  国内市場では復興工事が本格化に向かうほか、底堅い回復途上にある北米市場、旺盛なインフラ投資が続く新興国市場など、道路建設機械の世界需要は引き続き拡大する方向にある。

  今のところPERは23倍と割高で株価が先行している局面だが、成長路線に乗った業績がそうした割高感を解消する方向に向かうことが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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