【銘柄診断】太平電業は業績悪をこなし切る、新興国などの発電所建設は活発
2012年6月21日 15:45
太平電業 <1968> は3月16日の高値735円からの調整局面。震災復旧関連の仕事増で前2012年3月期は営業利益が42億円から55億7300万円(前々期22億8400万円)へ引き上げられたように、高値形成時は好業績への期待感が高まっていた。
しかし、発表された今2013年3月期の見通しは営業利益13億1000万円、前期比76%減益と言う厳しいもの。
前3月期に膨らんだ火力発電所の復旧工事など震災復旧工事が一巡することが響く。ただ、前3月期の受注高は817億円と、前々期の583億円から234億円も伸びている。
前2012年3月期は営業利益15億9000万円でスタート、最終的に55億7300万円まで積み上がった実績に照らすと、今回も期初見通しをスタート台に、どれだけ上積みできるかだろう。
中国、インドなど新興成長国にとって電力の供給量拡大は最優先事項で、輸出増勢の期待は十分ある。株価は底値圏に位置している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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