【銘柄診断】イトーキは好業績ベースで他の仕手株と一線を画す、好取組も支援
2012年6月20日 17:02
イトーキ <7972> は4月26日の高値544円からの整理は6月6日の安値365円でピリオドを打ち、値固めを経た後、再浮上の態勢に入ってきた。その下げ過程でも投売りなどによる目立った波乱場面は無く、実態評価に支えられている点、取組みだけに頼った、強引な仕手相場とは一線を画す状況だ。
今2012年12月期の第1四半期の業績は営業利益が19億5600万円と、前年同期比3.1倍の大幅増益を達成した。今12月期の営業利益24億円(前期比2.8倍増)は据え置かれたが、第1四半期の通期見通しに対する進捗率は81%に達している。
今後の増額修正の可能性はかなり強いだろう。首都圏の大型新築ビル完成を背景にデスク、チェアなどのオフィス需要が伸びている。直近の信用の取組みは売り306万株、買い376万株と拮抗しており、有力筋の巻き返しの手口が活発化しつつある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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