日本HP、世界初バッテリ駆動が可能なモバイル型A4カラー複合機を発表

2012年6月20日 13:41

 日本ヒューレット・パッカード(HP)は20日、バッテリ駆動が可能なモバイル型インクジェット複合機「HP Officejet 150 Mobile AiO」を発表した。新製品は、販売店および日本HPのオンラインストアにて、7月下旬より販売開始する。価格は36,960円(税込)。

 「Officejet 150」は、持ち運びが可能なモバイルプリンターとして世界初のオールインワンプリンター。幅350mm ×奥行き171mm ×高さ90mm、重量3.1kg(バッテリ含む)のコンパクトな筐体に、プリント、スキャン、コピーの機能を凝縮している。さらに、バッテリを標準搭載することで場所を選ばずに使うことが可能。

 具体的には、A4最大約500枚(フル充電時)のプリントが可能なバッテリを標準搭載。また、付属するACアダプターは日本HPのノートブックPC用のものと互換性があるため、ノートブックPCとともに持ち歩く際にはアダプター1つで兼用できる。さらに、夜の間に充電して昼間はバッテリ駆動にすれば、日中の消費電力が高い時間の省電力に貢献することも可能。なお、フル充電は約3時間で完了する。

 その他、約560枚のカラー印刷が可能な大容量プリントカートリッジを使用し、インクが1色切れても印刷を続行できる「インクバックアップ機能」に対応しているため、外出先でも必要な書類をスムーズかつ確実に印刷できる、オフィスに近いプリント環境を実現する。

 また、「Officejet 150」は、コンパクトな筐体ながら「2.36インチ カラータッチスクリーン」を搭載しているため、直観的な操作が可能。USBポートとSD/MMCカードスロットを搭載することで、USBメモリーやメモリーカードからのダイレクトプリント、またスキャンデータのメモリーカードへの保存などをPCレスで行うことができる。さらに、Bluetooth 2.0機能の標準搭載により、Bluetooth対応のモバイルデバイス(ノートブックPC 、スマートフォンなど)からのワイヤレスプリントが可能。

 「Officejet 150」は、たとえば、商談の場で契約書をプリントし、サインを交わしたらすぐにコピーや電子化して共有するなど、外出先でのビジネスをスムーズにし、ビジネスの機動性を大幅に高める。「外出先や出張先での仕事が多い製薬業、保険業、官公庁のお客様に最適な他、あらゆる業種のオンサイトエンジニア、スペースの限定された小規模店舗や臨時テナント、また個人ユーザーの2台目のプリンターとして、幅広い用途で活用できる」と日本HPはコメントしている。
 

関連記事

最新記事