コナミが反発、最強のロンドン五輪関連株は男子体操か女子レスリングか?=浅妻昭治

2012年6月20日 10:18

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

  コナミ <9766> は20日、26円高の1840円と反発して始まっている。同社株は、今年5月にソーシャルゲームの高額課金「コンプリートガチャ」が景品表示法に違反、さらにその「コンプガチャ」を中止したことで窓を開けて年初来安値1535円まで急落、今期純利益の連続最高更新予想で底上げ、ここにきては、同社所属の男子体操の内村航平選手が、7月27日から開幕するロンドン・オリンピックで金メダル獲得が有力視されることからロンドン五輪関連株人気を高めてリバウンド幅を拡大している。

  所属選手が金メダル候補となっているのは同社ばかりではない。綜合警備保障 <2331> は、同社社員の女子レスリングに出場する吉田沙保里選手、伊調馨選手の金メダル獲得の下馬評が高まっている。

  この関連で同社の株価は、きょう20日に2円高の1024円と小反発したあと9円安と下ぶれ、6月18日につけた年初来高値1053円を前にもみ合っている。ロンドン五輪関連人気度は、男子体操の方が高いか、女子レスリングに軍配が上がるか競い合っているが、いずれにしろ金メダル獲得ではいずれもさらに一段高の展開も想定されることになる。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】前田道路は原油価格低下がプラス要因に、今3月期は増益転換も(2012/06/19)
【銘柄診断】太平洋セメントは信用買い残の整理が一巡、軽快な出直り波動も(2012/06/19)
【銘柄診断】日本郵船はV字型の回復を評価、信用売り残増加し需給はタイトに(2012/06/19)
【銘柄診断】瑞光はもみ合いも連続最高純益を再評価し逆行高特性発揮も(2012/06/19)

関連記事

最新記事