Xperia、Android 4.0へのアップグレードでトラブル発生

2012年6月19日 16:37

taraiok 曰く、 Sony Mobile Communicationsは2011年以降にリリースされた「Xperia」に対して、Android 4.0へのアップグレードを提供している(ただしグローバルモデルのみ)。しかし、これはパンドラの箱を開けるような行為だったようだ(Sony Mobile Xperiaブログ本家/.)。

 Sony Mobileのブログでは、Android 4.0へのアップグレードを行う機種と行わない機種が明示されている。しかしこの中には、比較的新しい機種であるにもかかわらず、「Xperia Play」は含まれていない。同ブログによると、Xperia PLAYに関してはゲームの安定動作をサードパーティに保証している関係もあり、Android 4.0 へのアップグレードは提供できないとしている。これに対して、海外の掲示板などでは数多くのクレームが書き込まれている(Sony Mobile掲示板)。

 また、運良くAndroid 4.0にアップグレードできる機種を持っているユーザーにも罠があったようだ。アップグレードを行うとWi-Fi接続がうまく行かず、10秒の間になんどもアクセスポイントへの接続と切断を繰り返すなどの現象が起きている、といった報告が上げられている(Sony Mobile掲示板)。この問題の原因はルーター名やパスワードに使われている文字とチャンネル設定に制約を持たせていることにあるようだ。

 本家のタレコミによると、問題を解決するためにSony Mobile側が提案したのは、暗号化をOFFにして、スマートフォンとアクセスポイントを再起動するというお些末なものだという。

 スラッシュドットのコメントを読む | Sony | Android

 関連ストーリー:
Android用キーボードドックはPCキラーとなるか 2012年06月13日
Android 用アプリ開発が難しいのは機種数の多さだということがよくわかる図 2012年06月08日
Google、Android の戦略を変更 2012年05月21日
ほとんどのAndroid端末では「最新OS」を利用できない 2011年10月28日

 

関連記事

最新記事