【銘柄診断】ブイ・テクノロジーは長い調整が終了、タイトな需給が注目点に
2012年6月19日 15:53
ブイ・テクノロジー <7717> は5月28日の安値14万7000円をボトムに出直り相場に転じてきたが、戻りの鈍さは否定できない。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどフラットパネルディスプレイの検査装置がパネルメーカーの生産調整を受け苦戦。前2012年3月期は営業利益5億3300万円と前年同期比77%の大幅ダウン。
そして需要回復への兆しが見えないまま、今2013年3月期の営業利益も1億5000万円、前期比71%減へさらに環境が悪化する。
株価的には昨2011年3月9日の79万5000円から長い整理を経ている。大型液晶パネルについては来2014年3月期には回復が想定されており、業績的には今3月期がボトムと思われる。
信用買い残は6月8日申し込み現在では売り161万株、買い329万株とタイトな状況にある。業績悪は長い時間をかけて織込んできただけに、基本的には戻り相場指向の流れが続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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