【銘柄診断】ソフトバンクは増益路線を走る、需給好転も株価押し上げの要因に
2012年6月18日 16:58
ソフトバンク <9984> が年初来高値へ躍進する強い展開を続けている。ここへきて証券会社のレーティング引上げ、目標株価の増額などが続き、買い人気が盛り上がっている。スマートフォンの加入者成長率は依然高水準が続き、それが利益の伸長に直結している。
今2013年3月期の業績についての見通しは公表されていないが、会社側では7000億円(前2012年3月期6752億円)を確実に上回るとしている。今3月期も移動体通信事業のネットワークの増強と顧客獲得に主眼を置く方針。加入者の増加が続けば、今3月期はもとより、来2014年3月期も利益成長ペースは衰えないことになる。
4月20日申し込み現在で1227万株に膨らんでいた信用買い残は直近6月8日申し込み現在で581万株へ急減してきた。株価上昇の中で買い方が利食いを優先した姿が窺える。一方、信用売り残は株価上昇につれ増加、直近6月8日現在では251万株まで膨らんできた。需給の好転は株価を押し上げる強力な要因になる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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