【銘柄診断】商船三井は海運市況上昇で見直しムード高まる、今期は黒字転換へ

2012年6月18日 16:58

  商船三井 <9104> は6月4日の247円をボトムに出直り機運を強めている。資源や食糧を運ぶばら積み船の市況が上昇に転じ、コンテナ船の運賃もアジア発欧州向け、米国向けともに値上がりしていることが見直し買いのきっかけになっている。

  2月27日の391円と3月19日の390円でダブルトップを形成、その後は定石どおりの調整に入ったが、それも6月4日の247円で3段下げを完了しており、見直し買いがストレートに株価上昇に結びつく状況にある。

  新造船の供給圧力は未だ強く、船腹需給の本格的改善には今しばらく時間がかかるものと見られているが、2年強に渡る下降相場で株価的には織込まれたと考えられる。新興国を中心に緩やかな景気回復が続くと想定され、前2012年3月期の244億円の営業損失から一転、今2013年3月期は160億円への黒字転換が見込まれている。出直り相場を鮮明にしていく方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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