【銘柄診断】プロネクサスは自己株式消却も中計目標値下方修正が響き反落
2012年6月18日 13:38
プロネクサス <7893> は18日、1円高と続伸したあと、13円安の481円まで反落するなど、前週末15日終値を挟んでもみ合いを続けている。前週末15日大引け後に昨年6月に公表した中期経営計画の数値目標の引き下げと、自己株式取得の終了、自己株式の消却の好悪両材料を発表、6月13日につけた年初来高値523円を前に利益確定売りが優勢となっている。
中期計画は、初年度の前3月期実績が目標数値を下回って着地しており、2年度の今期も、目標数値を下回ると予想、最終年度の来3月期も、目標数値から売り上げを25億円、経常利益を5億円、純利益を2億5000万円引き下げ、純利益は、13億円(今期予想比20%増)とした。
上場会社ディスクロージャー関連事業などの全事業の売り上げが、上場会社数の減少、競争の激化、資本市場の低迷などで伸び悩んでいることに対応して引き下げた。
一方、自己株式取得は、今年3月の取締役会決議通りに200万株(発行済み株式総数の5.09%)、9億4239万円の市場買い付けを終了し、取得株数の200万株を6月29日を予定日に消却する。
株価は、自己株式取得進行とともに年初来高値まで100円高しているが、PERは15倍台、PBRは0.7倍と割安である。目先売り一巡後の再騰展開も想定範囲内となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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