【銘柄診断】東洋ゴム工業は評価不足感が強く、再度の心的入りの余力は十分
2012年6月18日 06:31
東洋ゴム工業 <5105> は好業績見直しの動きが活発化、5月14日には256円の高値に買い進まれた。
前2012年3月期の営業利益は従来見通し105億円を上回る128億9300万円(前々期比5%増)で着地した。今期から12月決算へ移行するため9ヶ月の短縮決算となるが、それでも今期は前期の営業利益を上回る152億円の見通しが明らかになり、サプライズを伴う好決算となった。12ヶ月換算では202億円となり、実質前期比57%増という高い数字だ。
今期は中国新工場の立ち上げに伴いアジアでのタイヤ販売を強化する方針だ。自動車生産にはタイヤは必要不可欠な存在で、基本的に自動車業界に勢いのあるときはタイヤ各社の受けるメリットは大きい。アジアをはじめとする自動車普及の動きに乗って、中期的にも成長が持続の方向が予想される。
PBR5.7倍、PBR0.8倍と株価は出遅れが目立つ。再度の新展開入りのポテンシャルは十分だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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