【銘柄診断】宮入バルブ製作所は底打ちだが連続大幅減益が出直りのネックに
2012年6月17日 16:44
宮入バルブ製作所 <6495> (東2)は中低位の仕手株人気に乗り、2月29日の高値59円から整理に入っていたが、5月15日の35円の安値で長い下げにピリオドを打ったようだ。
2004年6月には仕手筋介入で1230円のすごい高値まで買い上げられた実績があり、仕手株人気の際にはそうした過去がオーバーラップするケースが多い。今回もまたそうしたパターンを踏襲したものだが、業績面でのフォローが無く、人気は短命に終わってしまった。
前2012年3月期は液化石油ガス容器用弁や、液化天然ガス(LNG)用弁も順調に推移したが、主要原材料である黄銅材の購入価格の値上がりが打撃となった。今2013年3月期は営業利益5700万円と前3月期の大幅減益から、さらにダウンする。
容器用弁の耐圧検査期間延長に伴い、液化石油ガス(LPG)用容器の需要が減少するため、主力製品である容器用弁の売上高がダウンする見込みだ。先行きの見通しが流動的なだけに、なかなか上値を買う手口が流入しない状況だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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