【銘柄診断】丸山製作所は反転相場への転換を待つ、今期業績は増額が有力に

2012年6月16日 09:43

  丸山製作所 <6316> は3月19日の188円以後整理に入り、6月4日の137円で3段下げを完了、タイミング的にはいつ反転相場に突入してもおかしくない状況を迎えている。

  株価下げの要因は業績見通し。今2012年9月期の3月中間決算は営業利益4億8400万円と、前年同期比43%増、従来予想の1億円を大きく超過する好決算となった。ただ、それでも今9月期通期の営業利益12億5000万円、前期比19%減の予想は据え置かれ、失望ムードが処分売りを誘っていた。

  農林業用機械は刈払機、保冷庫が増加し、工業用機械は震災の復興需要を受け洗浄機が売上げを伸ばした。

  3月中間決算の推移では、第1四半期の2億5400万円の営業損失に対し第2四半期は7億3800万円の黒字へ様変わりの好転。回復基調を鮮明にしてきている状況を見ると、現在据え置きの9月期通期について先行き増額に進む可能性はかなり強い。

  信用買い残は1月27日のピーク159万株から直近6月8日現在では73万5000株へ半分以下に減少している。戻りを遮るような売り物はなさそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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