【銘柄診断】不二家は戻り相場に勢い、業績回復のポテンシャルの大きさを評価
2012年6月16日 09:40
不二家 <2211> が反転高の動きを鮮明にしてきた。4月27日の高値209円から調整に入っていたが、5月29日の安値164円でボトムアウト、出直り相場に突入してきた。その安値164円から6月12日の197円まで短期間のうちに20%高を演じ、全般相場の低迷を振り払っての戻りの強さが目立つ。
今2012年12月期の第1四半期決算では営業利益が5億8400万円と前年同期比ほぼ3倍の大幅増益を達成、12月期通期では営業利益18億円、前期比72%の増益が見込まれている。第1四半期の進捗率は32%に達しているだけに、今回の戻りでは増額への期待感が株価を刺激しているようだ。
無配を継続中だし、PERは24倍と株価は割高感が強い。それでも買い物が集まるのは、体質改善が進展した際の同社のポテンシャルの大きさを評価しているものと思われる。直近の信用残高は売り134万株、買い182万株と好需給をキープしており、仕手人気が高まる要素と言える。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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