【銘柄診断】ラサ工業は事業基盤再構築の途上、業績回復の進展が今後の焦点に
2012年6月14日 17:20
ラサ工業 <4022> は、年初来120円~130円の狭いボックス内の動きを続けていたが、5月に入り急降下に転じ、100円大台もあっさり突き抜け6月4日には76円まで売り込まれた。
前2012年3月期は営業利益が15億5300万円と前々期比10%ダウン、今3月期も営業利益14億円と前期比10%減が想定されている。低迷する業績が株価不ざえの要因。
シリコンウェハー再生事業撤退後の事業基盤の再構築・強化を図るため、「電子産業分野」、「ファインケミカル分野」、「リサイクル分野」をターゲットとした商品展開を志向していく方針。機械事業では、瓦礫の破砕関連機械を手掛けており、復興関連株としての資質も備える。
今3月期で2期連続減益となる業績の立ち直りというフォローがないと、株価の反転相場入りも難しい状況と思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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