Android用キーボードドックはPCキラーとなるか
2012年6月13日 15:47
taraiok 曰く、 最新スマートフォンの多くはラップトップPCに匹敵する性能を持つ強力なモバイルプロセッサが搭載されている。しかし、これらのスマートフォンはオフィス作業の生産性を高めるために必要な画面サイズとデータ入力に必要なキーボードがない。この問題を解決できる、Clamcase社のiPhone/Android用キーボードドック「ClamBook」が本家/.で話題になっている(PC World、本家/.)。
キーボードドックと言っても、本体の外観は一般的なノートPCそのものだ。本体上部には13.3インチ、1280×720ドットのディスプレイを備え、Android用のホームキーなどの特殊キーを含むフルキーボード、3Dシネマサウンドシステム、トラックパッドなどを装備している。
スマートフォンとの接続は、「MHL規格」のケーブルを介して行う。MHLはマイクロUSBコネクタと同じ形状のコネクタでUSBのような電力供給、HDMIと同様のHD映像および音声の送信に対応した規格だ。接続したスマートフォンをClamBookから充電したり、スマートフォン本体をレーシングゲームのハンドルコントローラーにして、ゲームを楽しむといった使い方もできる。
ClamBookのような汎用性の高い周辺機器デバイスが成功したら、ノートパソコンの必要性は薄まるだろう。従業員が私物の端末を企業内に持ち込んで業務に活用するオフィスでは、Windows+MS Ofiiceの組み合わせが必須ではなくなる可能性があるかもしれない。
ちなみにバッファローがMHL規格のケーブルを発売しているが、そのカタログによると、国内機種ではGalaxy NEXUSやGalaxy SII、OptimusシリーズがMHLに対応している模様。
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