【銘柄診断】アークは割安さを手掛かりに連日個人投資家の買いを集め強調続く
2012年6月13日 17:27
アーク <7873> は5月18日の好決算発表を契機に買い人気が集まり翌19日はストップ高に急騰、以後も上値追いが続く上昇相場に突入してきた。前2012年3月期の営業利益は58億9300万円と前々期比2.1倍増益を達成。それを受けた今2013年3月期も営業利益71億円と前期比20%増益が見込まれている。
主に自動車・電機関連メーカーに提供する企画、デザイン、設計及びモデル等の製品・サービスを行っている開発支援事業が海外中心に好調なほか、金型支援事業で国内での固定費削減が進んでいることが要因。
配当を行っていないことを割り引く必要はあるが、それでもPER3.6倍は割安だし、PBR1倍も訂正高の余地を残すことを示している。
そうした投資指標の割安さから株価が5月15日の71円から6月12日の219円まで、短期で3倍強へ大きく変身したにも関わらず、連日個人投資家の買いが流入している。全般物色手詰まり感が強まるなか、なお人気を集めていく場面が見られそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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