【銘柄診断】西尾レントオールは復興関連の割安株買いが再燃
2012年6月13日 15:54
西尾レントオール <9699> (大1)は13日、8円高の918円まで上げたあと、前日比変わらず近辺でもみ合った。今年4月に上方修正した今9月期のV字回復業績を見直し東日本大震災の復興関連の割安株買いが再燃しており、大証単独上場銘柄の逆行高特性も買い手掛かりとなった。
同社の株価は、前期以来、四半期決算の好調着地に反応して急伸したあと、実際に業績が上方修正されると材料出尽くし感を強めて調整局面に入るサイクルを繰り返してきた。
今9月期業績も、第1四半期の好決算で年初来高値1200円まで9割高したが、4月に第2四半期(2Q)累計・9月通期業績の上方修正と増配を発表した途端に材料出尽くし感から上値が重くなり、778円まで大きく調整した。
今期業績そのものは、東日本大震災の復興需要にタイの洪水の復旧需要が加わって、土木・建設関連のレンタル需要が好調に推移、純利益は、24億6400万円(前期比6.5倍)とV字回復が予想されている。
株価は、9倍台、PBRは0.5倍と下げ過ぎを示唆しており、年初来高値奪回余地が大きい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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